前回のブログ
【殺人パーティ】
ミステリー、探偵と言えば
「シャーロック・ホームズ」
その昔、図書館に行けば必ず「シャーロック・ホームズの冒険」が置いてあったものである。
シャーロックは今もなお、人気の書物なれど、出版当初からその人気は絶大なものであった。
シャーロック・ホームズが出版された数年後には、当時、まだ珍しかった活動写真、つまり映画になり、これまでに幾人ものホームズを映画、テレビで演じた俳優の多いことか。
そこまでしてホームズとは愛されるべきキャラクターなのだろうか?
管理人はこのホームズという人間を、正直、いいやつとは思わないし、読んでいる人々も、けして満場一致で善人とは言わないだろう。
まだ法律で薬物が規制される前の作品なので、ホームズは退屈になると、薬物に走る傾向にある。
これはワトソンが何度も見ているので、確かなことなのだが、物語の主人公が薬物中毒というのは、面白い人間性ではないだろうか。
実は、原作者のコナン・ドイルはホームズを好きになれなかったのだ。
そのため、作品を早く終わらせたかった。
しかし新聞に連載されたシャーロック・ホームズは、あまりの人気で、作者単独の判断では終わらせられなくなった。
そこで何とかホームズを嫌われようとして、こうした設定をつけたのではないだろうか。
その後、ホームズはモリアーティ教授と滝つぼに落ちて、ようやくドイルは呪縛から解放されたと思ったのだが、読者からどうして殺したんだ、という書簡が殺到したらしく、しかたなくまた連載を再開したという経緯がある。
そのせいなのか、ホームズには呪いがある、という噂まであるほど、ドイルはホームズを嫌っていたという。
最近では舞台を現代のイギリスにした「シャーロック」が大ヒットし、次のシーズンが望まれているほどの人気だ。
これほど愛され、人気のある探偵もいないのだろう。
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